
コーチングの本質は「何をするか」ではなく「どう在るか」
コーチングの最も深い問いは、「あなたはどんな存在としてクライアントに関わりたいのか」というものです。
B1「Beingとしてのコーチ」は、コーチングの出発点を「Doing(何をするか)」から「Being(どう在るか)」へ転換する講座です。スキルや質問力は、あくまで在り方の表現にすぎません。クライアントの変化を本質的に支えるのは、コーチの言葉よりも「存在の質」です。この講座では、コーチとしての“存在のありよう”を深く探求し、内的静けさと共感の源から関わる力を育てます。
Beingとは「存在のエネルギー」である
Beingとは、肩書きや役割を超えた「その人の存在のあり方」です。コーチングにおけるBeingは、テクニックを超えた人としての在り方を意味します。それは、「正しく話す」ことではなく、「誠実に在る」ことです。「相手を導く」ことではなく、「相手を信じて待つ」ことです。
CBLアカデミーでは、Beingを3つの層で捉えます。
- 自己との関係性(Self-Awareness):自分を理解し、受け入れる力
- 他者との関係性(Presence):相手と共にいる力
- 世界との関係性(Purpose):自分の存在意義を感じながら生きる力
これらの層が整うと、コーチは自然体で相手と向き合えるようになります。
Beingは鍛えるものではなく、気づきの中から磨かれていく内的な習慣なのです。
コーチングを「する」から「在る」へ
この講座では、スキルよりも「在り方の体験」に焦点を置きます。瞑想・リフレクション・体感ワークを通じて、自分の内側に生まれる感情や思考の波を観察することから始まります。それは、「静けさの中で自分を聴く」時間です。クライアントの話を聴く前に、自分の内側を整えます。その習慣が身につくと、セッションの場全体に安定感と信頼が広がります。Beingとしてのコーチは、答えを持たない勇気を持ち、クライアントの内的探求を見守る存在へと変わります。また、Beingの理解は、コーチ自身の人生にも影響します。「私はどう生きたいのか」「何を大切にしているのか」です。コーチとしての在り方を問うことは、人生そのものの在り方を問うことでもあります。
次のステップへ:自己理解と他者理解へ
B1「Beingとしてのコーチ」は、内省の扉を開く第一歩です。
次のB2〜B3「自己理解と他者理解」では、自分の内面構造をさらに深く見つめ、他者を理解するための心理的視点を学びます。Beingの探求は、自分と世界をつなぐ学びです。
コーチングとは、テクニックの集合ではなく、存在の学びです。B1は、その哲学的な原点を再確認し、あなた自身の「コーチとしての在り方」を言葉にし始める時間です。
国際コーチング連盟認定マスターコーチ(MCC)
日本エグゼクティブコーチ協会認定エグゼクティブコーチ
五十嵐 久
